こんにちはタツオです。
仕事がテレワークに移行してから早1年。すっかりテレワークが板についてきました。
会社ではデスクやイス、PCなど全て準備されていますが、テレワークになればそれらは個々の判断に委ねられるところもあり、この1年間テレワーク環境の構築にいそしんできました。
今回は30代IT企業サラリーマンのテレワーク環境を紹介したいと思います。
YouTubeで投稿しております。デスク周りで使用しているアイテムの使い勝手など詳細まで説明していますのでぜひご覧ください。
テレワークに求められる条件とは
2020年のコロナ禍になって以来、私の会社ではテレワークがスタンダードとなり、2ヶ月に1回出社するかしないかといった勤務形態となりました。
そうなると、家で仕事をするしかないのですが、会社ほど仕事環境は整ってはいません。
私の勤める会社の勤務時間は基本的に9時〜17時半の7.5時間(昼休み1時間)、残業でプラス2〜3時間となる日もありますから、その間、集中力を保ちながら業務を遂行する必要があります。しんどいなおい。
したがって、会社のように集中できる環境+自分なりに効率を上げられる(テンションがあがる)場所を目指して、デスク環境を整備することにしました。
まさにお家にサードプレイスを作ろうっちゅうわけです。
そんなことよりお金かけすぎじゃない?
そういう都合の悪い話は無視しましょう。
ちなみに私は新サービス開発に関わる仕事をしており、主にはプロジェクトマネジメントと呼ばれる業務です。(一応PMPも持っています)
仕事柄、他部署からの電話やメール、チャットなどの問い合わせが多く、メールなんかは日に100通以上は普通にきます。だりー。
大半は無視してもいいようなレベルのものですが、それら問い合わせを処理しながら自分の資料作成をするなど効率よく業務を終わらせることに主眼を置いて仕事を進めるようにしています。
まずはそういった仕事を進めていくためのテレワーク環境に必要な要素を整理していきましょう。
- 長時間作業していても疲れない
- ノートが書ける広い作業エリアがある
- ペン、付箋など必要な文具がその場でさっと取れるユーザビリティ
- モニタ2画面(作業用と返答用で分ける)
- キレイなケーブル配線でストレスゼロ
- 部屋をグッと引き締めるブラインドカーテン
- 気分をアゲる間接照明
- おまけ:卓上の小物類
それでは、順を追って説明します。
コンセプト「いつまでも座っていたくなるようなデスク」
現在のデスクの全体像はこのような形になっています。
作業環境として効率性を重視しつつ、コンセプトは「いつまでも座っていたくなるようなデスク」目指しています。
朝、コーヒーを片手にブラインド越しに差し込む光に包まれながら、ぼーっとする瞬間はとても贅沢な時間です。
仕事の時間になればリラックスモードから一点、効率的に仕事をこなすための「機能を追求したデスク環境」としても活躍してくれるように様々なアイテムを揃えています。
長時間作業していても疲れないための道具たち
仕事中は基本的に座ってPCでの資料作成やテレビ会議に出席している時間がほとんどです。なので長時間、体が触れるものについては疲労に直結しますので、快適性を求めて割とお金をかけています。
【チェア】ハーマンミラー アーロンチェア(クラシック)
もはや説明する必要もないほど有名なチェアですね。
現在は新しいリマスタードと呼ばれるモデルが出ていますが、私は旧モデルのクラシックタイプを使っています。(購入時にリマスタードモデルは出ていませんでした)
優れたデザイン性は言わずもがな、驚くべきは耐久性です。もう7年ほど愛用していますが、座面やその他の部位に不具合は全くありません。メーカー保証期間はなんと8年間。
毎日少なくない負荷がかかるものに対して、これほどの長期の補償を設けるというはメーカーの自信が伺えます。
座り心地はもちろんよく、最高です。特にアンバーサポートと呼ばれる機構によって腰部分のサポートがしっかりしており、長時間作業したとしても腰痛などの痛みが出たことは一切ありません。
値段は7年前の当時で16万円ほどでした。余談ですが、このイスは婚約指輪のお返しとして妻に購入してもらいました。
普通、時計とかじゃない?
時計は既に持ってたし、
あんまり高い時計に価値を見出せなかったんだよね。。。
まあ、何にお金を使うかは人の価値観によりますよね!
【マウス】Logicool MX ERGOアドバンス ワイヤレス トラックボール
続いては入力インターフェースの一つであるマウスです。
Logicool社製 MX ERGOというトラックボールを使っています。大学院生時代からなので、かれこれトラックボール歴は9年になります。もはやこれなしは考えられないです。
今までは同じLogicool製トラックボールのM570というモデルを数台にわたって使ってきましたが、テレワークに移行して以来このMX ERGOを使っています。
通常のマウスと違い、手首を動かすこともないので負担が少なく、またこのMX ERGOの特徴である、マウスの傾きを変えることができ、ごく自然に握り込むような形になるので、長時間利用していても疲れることがありません。
通常のマウスを使っている人がトラックボールを初めて使うと、慣れていないこともあり、扱いづらく感じるかもしれませんが、1日使ってみると慣れます。
パワーポイントで資料を作成する時などはどうしてもキーボードだけでは操作しきれないこともありますので、大量に資料を作る必要がある方にはとてもおすすめです。
【キーボード】Logicool MX KeyS
キーボードもLogicool製 Masterシリーズ MX KeySを使っています。
ほどよいストロークと打鍵感、そして静音性にすぐれたキーボードです。
テレワーク中は会議中のメモなどはPCでとるため、タイピングしてもあまり音がならないのはとても良い点です。
以前はKeycronK8という海外製のメカニカルキーボードを使っていました。
打鍵感などはとても気持ち良いのですが、静音性という点でどうしても気になりましたのでこちらのキーボードに買い替えました。結果的には変えて正解でした。
もちろんKeycronK8もとても良いキーボードでしたが、テレワークに使うということを考えるとテンキー付きでかつ静音性に優れたMX KeySに軍配が上がります。(どうしても数値を打ち込んだりする作業が多いのでテンキーがないと辛くなってきます。。。)
また、マウスもLogicool製のMX ERGOを使っているためとても相性がよく、特に「logicool unifying」という機能を使えば、1つのUSBレシーバーでマウス、キーボードを操作できるようになるのも嬉しい点です。
もちろん、Bluetoothによる接続も可能なのですが、スリープからの復帰時間や安定性を考えるとレシーバーの方が使い勝手が良いです。
【ペン】PILOT VCORN
少しアナログにはなりますが、頭を整理するためにゼロ秒思考(A4用紙に考えを書いて整理する手法)をしたり、年間・月間・週間の中長期のスケジュールについては手帳に書いています。
ペンはビジネス書「ゼロ秒思考」の著者 赤羽 雄二さんおすすめのPILOT VCORNです。もうかれこれ4年以上このペン一筋です。
以前はペンにこだわって万年筆を使っていたりしたのですが、手元に常に置いておかないといけないのと、メンテナンスを定期的にやる必要あるという点で次第に使わなくなってしまいました。
このPILOT VCORNであれば、安価なので複数購入し、机、カバン、会社などに置いておけばペンがないということもありませんし、最悪なくしたとしてもダメージがほとんどありません。
書き味についてもサラサラして滑りがよく、安いボールペンにありがちな書き出しがかすむといったことも全くありません。インクの残量も本体が透明なため一目見ただけでわかるのも良い点です。
重量もとても軽く、長時間使用しても疲れません。
ちなみには私はインクのカラーを「黒」「青」の2種類を購入して気分によって使い分けています。
ノートを広げても作業できる広いスペース
【デスク】無印良品 折りたたみテーブル
仕事中はほとんどがパソコンをつかっての作業にはなるのですが、頭の整理をしたいときにはノートにメモをしたりもします。
なのでデスク上にはキーボードやマウス以外にもノートを書く広いスペースが必要になります。
そこでコストパフォーマンスに優れる無印良品の「折りたたみテーブル」を購入し、ワーク用デスクとして使っています。
一言でいうとこのテーブルは「質・価格のバランスに優れたとても良いデスク」です。詳細は記事にしていますので気になる方はご覧いただけると嬉しいです。
サイズも横幅120cmもしくは160cmと部屋のスペースによって選択可能です。折り畳むことができるのと、組み立てもとても簡単で道具を必要としないので女性にもおすすめのテーブルになります。
【デスクマット】Aothia テーブルマット
卓上でコーヒーを飲んだり、ペンで書いたりするので汚れ防止としてデスクマットを敷いています。
デスクマットは特にこだわりがあったわけではなく、amazonで適当なものを探しました。デバイスがグレー系のものが多いため、マットもグレー系のものをチョイス。
値段も1000円程度で本革ではないものの、PUレザーでそこそこの質感は良い方だと思います。
汚れたら取り替えようとは思い、一年くらい使っていますが、まだまだ使えそうです。
モニタ2画面体制で業務効率化
もともとはMacBookAir(M1チップモデル)をクラムシェルモードと呼ばれる画面を閉じてモニタ1枚だけに出力するという形で構成していました。
これが見た目上は最もシンプルで美しいのですが、こと仕事の効率化という観点ではやはり2画面あった方が便利です。
というのも基本的に資料作成などをしている最中に問い合わせのチャットやメールが飛んできた時に、作業中の画面を占領してしまうのがかなりストレスでした。
そこで、M1 Macbook Airの画面とディスプレイの2画面体制にすることで、正面のモニタは資料作成用、MacBook画面は返信と使い分けることで画面の切り替えが発生せず、ストレスフリーで仕事をこなせるようになりました。
その2画面構成に使っている商品は以下です。
【ドッキングステーション】Belkin Thunderbolt™ 3 Dock Pro
私はMacbookAir(M1モデル)を中心にPC環境を構築しています。困ったことにこのMacbookAirはUSB-C端子が2つしかなく、モニタと接続するためのHDMI端子やDisplayPortなどはありません。
なのでモニタと接続して2画面構成とするためには
- USB-C接続ができるモニタを使う
- HUBもしくはドッキンステーションを介してモニタと接続する
という2つの方法があります。
前者のモニタにUSB-C(Thunderbolt3対応)接続するタイプのモニタはかなり高価です。
かつ私は28インチの4Kモニタをすでに所持しており、このためにモニタを新たに購入するのも勿体無いと思い、後者のドッキングステーションを選択しました。
このドッキングステーションの優れた点はThunderbolt 3ケーブル一本で接続するだけで、Macbookに最大85WのPD給電ができ、同時に最大40Gbpsデータ転送速度を実現している点です。
また、以下のような豊富なインターフェースがあります。
- USB-A 3.1 Gen 2
- USB-C 3.1 Gen 2
- UHS-II SDカードリーダー
- オーディオジャック (イン/アウト)
- Thunderbolt 3 (背面:最大85W、付属のThunderbolt 3ケーブルでデバイスと接続)
- Thunderbolt 3 (正面:Thunderbolt 3/USB-Cデバイスに接続)
- Displayport (DP 1.4、高解像度モニターに接続)
- Gigabit Ethernet
- USB-A 3.0 (x 4)
いまいちな点は、値段が実売価格3万円弱と決して安くはないところでしょうか。
しかし、ノートPCを中心でモニターと接続して利用したいという方にとっては活躍すること間違いなしです。
私も、今ではこれなしでは考えられないほどのお世話になっています。
【PCスタンド】BoYata ノートパソコンスタンド
ノートパソコンスタンドで検索すると必ずと言っていいほど出てくる、BoYataのPCスタンドを使っています。
質感も良く、ノートPCを載せた時の安定性もバッチリです。加えてデザインもすっきりしており、カラーも複数選ぶ事ができ、私はグレーカラーをチョイスしました。MacBookと組み合わせても違和感がないのも嬉しい点です。
2画面にした時の業務効率化の効果については前述した通りです。今ではなくてはならないアイテムになりました。
モニターアームとディスプレイ
モニタはacer製28インチ4Kモニタです。現在であればもっと安くて性能が良いものが市場に出ています。
4Kモニタは本当に高精細です。フルHDであればスマホ画面と比較してしまうと解像感に劣り、目が疲れてしまいますが4Kモニタであればその心配もありません。
モニターアームはガス圧式でなんとamazonで2,900円程度で購入できます。半年間使っていますが、今のところ不具合はありません。初めてのモニターアームでそれほどお金をかけたくないという方にはオススメです。
長期間の使用はしていないので、品質が心配であればエルゴトロンのモニタアームをオススメします。
キレイなケーブル配線でストレスゼロ
普段はあまり気にならなかったのに、テレワーク環境に移行したらとても気になったのがケーブル配線。
ぐちゃぐちゃになっていると見た目も悪いですし、視界に入ると気になって仕事に集中できなくなってしまいます。なので、極力ケーブルが視界に入らないようにケーブルモールを使うなどして美しいケーブル配線を目指しています。
ケーブル配線のためのお勧めのトレー・電源タップ・ケーブルモールは以下になります。
ケーブル配線の詳細は記事にしていますのでぜひご一読ください。
部屋の雰囲気をグッと変えるニトリのブライドカーテン
これは導入してよかったものの1、2を争うほどのアイテムです。もともとカーテンを使っていたのですが、オフィス感を出したくて導入し、効果は抜群でした。
部屋全体の雰囲気が引き締まり、印象がガラリと変わりました。
使い勝手もとても良く、驚くべきはなんとこのブラインドが1,700円程度で購入できるということです。
取り付け方法なども含めた詳細は以下の記事に書いています。初めてブラインドを導入したいという方にオススメの商品です。
気分をアゲる照明
デスクライト 山田照明 ZーLIGHT
デスクライトは山田照明のZ-LIGHTにAmazonアレクサ対応のMerossスマートLEDライトをつけています。
これがかなり便利。アレクサと連携することで声で照明をつけることができますし、iPhone標準アプリの「ホーム」とも連携させて照明のオンオフとコントロールすることもできます。
壁面の有孔ボード IKEA SKÅDIS(スコーディス)
壁面有孔ボードのIKEA SKÅDIS(スコーディス)
ペンや付箋などを使って頭の整理をしたいと思った時、すぐに取り出せるようにしておきたいのですが、無印良品の折りたたみテーブルには引き出しなどの収納スペースがありません。
文具類を机の上に置いてしまうと、見た目が悪くなりますし、かといって片付けてしまうと手の届く範囲にないため、いちいち席を立って収納場所に取りに行かなくてはならないという悩みがありました。
そこでデスク横のデットスペースに有孔ボードを設置することによって、手の届く範囲に文具類を設置し、素早く使い、使い終わったらその場で収納することでデスクの上を常に整理整頓した状態に保っています。
使っている有孔ボードはIKEAのSKÅDIS(スコーディス)。
有孔ボードとしては珍しい、穴や角に丸みを帯びたデザインでデスク横に設置しても違和感がないのが特徴です。こちらのIKEAで購入できるデスクアイテムの詳細を記事にしていますのでよかったらご覧ください。
整理整頓をうまくするコツは「モノの定位置を決めてあげる」この1点です。
ペン・ハサミ・付箋などを手の届く範囲ですぐに使え、使い終わったら座ったまま、すぐに元に戻すことができるのでとても快適になりました。
賃貸でも有孔ボードを取り付け方法も記事にしていますので、よければご覧ください。
間接照明としてのLEDテープライトを活用
意外と導入してよかったのがデスク背面の間接照明に用いたLEDテープライトです。
夜はデスクライトだけで作業していることが多かったのですが、デスク背面にLEDテープライトを装着するだけで、デスクの雰囲気を変えることができます。
これが本当にいい雰囲気になりますのでまずはデスクをおしゃれにしたいという方にオススメです。
また、このLEDテープライトを有孔ボードの裏に設置したり、無印良品の壁につけられる家具に取り付け、間接照明としています。
有孔ボードへのLEDテープライトの取り付け方は記事にしていますのでぜひご覧ください。
壁面の収納については、IKEAのSKÅDIS(スコーディス)を利用しています。
PCスピーカー logicool Z407
スピーカーについては業務効率化という点であまり関係はないのですが、リラックスモードで音楽を聞きたい時などに活用しています。
こちらもLogicool製のBluetoothスピーカーを使っています。低音がいい感じに響くPCスピーカーで、コスパも1万円以内となかなか良いです。特に手元のコントロールダイヤルで音量調節ができるのもグッド。
また、縦置き、横置き両方に対応しているので場所を選びません。
詳細はレビュー記事に書きましたのでぜひご覧ください。
おまけ 卓上の小物類
直接的に業務の効率化には関係はありませんが、座っていたくなるデスクにするため、観葉植物やガチャガチャで手に入る公衆電話など気に入った小物を数点デスクの上に置いています。
置き場所が限られている中で何を置いていくのかを選択する楽しみもありますね。
壁面に利用しているのは無印良品の壁に取り付けられる家具シリーズです。賃貸でも壁へのダメージが少なく、取り入れやすいのが特徴です。
まとめ
30代IT企業勤務のテレワーク環境を紹介させていただきました。
デスク周りの環境構築はもはや趣味として一つのジャンルを確立しているのではないでしょうか?
そんなこと言ってまたお金使おうとしてない?
ははは。
これからもデスクをより良い環境にアップデートしていきたいと思います。
それではまた!